検証2・WEEKSってどうよ

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 不定期にボチボチと‥‥なんて言いながらも、間を置きすぎちゃあかんですね。すみません、急にバタバタしてしまいました。
 さて、2011年版で新登場した「ほぼ日手帳 2011 WEEKS」について、これまでにないスリムな手帳が自分としては果たしてどうなのか、改めて考えてみました。まずはサイズ的なことからおさらいです。

[オリジナル・2009]
 ・A6判 厚さ15mm
 ・1日1ページ
 ・月間、年間カレンダー ‥‥‥ 自作月間カレンダーを貼り付けて使用
 ●革カバーをつけて約310g

 ↓もっと大きい方が書きやすいんじゃね?

[カズン・2010]
 ・A5判 厚さ17mm
 ・1日1ページ
 ・週間カレンダー ‥‥‥‥‥‥ 使わなかった
 ・月間、年間カレンダー ‥‥‥ 自作月間カレンダーを挟み込んで使用
 ●革カバーを付けて約660g ‥‥ さすがに重すぎ

 ↓カズンひとつに集約せずスリムに分冊した方がいいんじゃね?

[WEEKS 2011]+オリジナル
 ・B5判三つ折り程度 187×95mm 厚さ8mm
 ・週間カレンダー
 ・月間、年間カレンダー
 ●カバーなし 130g

 というわけで、どうしても馴染めず月間カレンダーに行き着いてしまっていたというのに、ほとんど物珍しさだけで週間カレンダーメインの手帳に移行してしまったのです。
 スリム!これは間違いない事実です。さっと手に取る感覚が心地いいなぁって思いますね、自分としては。ただ、

 ・合成皮革のカバーがイマイチ ‥‥ 白いラインがなんとか踏ん張ってる
 ・カラーバリエーションがない ‥‥ 自分は黒でいいけどカバーも楽しめれば
 ・サイドの銀箔がオヤジくさい ‥‥ いずれ消えてしまうだろう
 ・時間軸の数字が意外にじゃま ‥‥ 毎日使えば数字がなくても感覚でわかる

 などなど、思ってた以上に不満続出というか、何かが足りないというか、例えばノートのページなんかもこの量は適当なのかどうか。まぁ使ってみないことにはわからないことなんだけどね、これで大丈夫なの?という不安があったんだなぁ。
 実際使い始めて気がつくこともいろいろありましたので、次のような工夫もしました。

 ○モレスキンみたいなゴムバンドを付けてみた
 カバーが口を開けて間抜けな顔でなくなり使い勝手も向上。微妙にパンツのゴム風なヨレが出てきています。

 ○余分なカバーのフチをざっくりカットした
 手にじゃまだった周囲のフチがなくなり一層のカチッと感。上下で 5mmのスケールダウンは意外に大きいと感じます。半年経過、何の支障もありません。

 ○時間軸の数字はもう見ないことにした
 当初はこの数字に惑わされしっくり来なかった。左側、中央、右側のブロックで使い分けるようにしたら使いやすくなりました。自作お試し版を使って良かった。

 ○金曜と土曜の境界線はズバッ!と赤線を引いた
 1週間=7日間。でも仕事5日、休み2日。週末を意識するためあえて赤鉛筆でズバッと線を引いたら、7分の5という期間を見える化できたような気がします。

 なんて感じで使っているんですが、当初の不安とは裏腹に、WEEKSって意外にいけるような気がしています。もちろんまた来年もこのままの仕様だったらかなり考えてしまうんですが、迷わず選ばれるよう、次のような改善が図られることを切に望んじゃいますね。

 ◎厚さ 10mm以内、大きさ A4判三つ折り〜モレスキン・ラージサイズにしてほしい。
 ◎12月から12月 → 簡易版でもいいから3月まで(16カ月)ほしい。
 ◎カバーが無理ならせめてゴムバンド(カラバリあり)を付けてほしい。
 ◎ぱらぱらめくるときにキラッとする瞬間、銀箔って悪くないなぁと思う。
 ◎最後のビニールポケット、これはもう一工夫あってもいいんじゃね?

 月間カレンダーに別れを告げ、何度も挫折してきた週間カレンダーにこだわって使い続けてきたところ、まずまず馴染んできたように思います。職場で配布される月予定表と研究会から提供されるカレンダーとを毎月チェックして必要事項を転記すれば、あとは月間で見なくてもいいんだなと思うようになりました。
 せっかく手に入るそうした予定表を使わないのはもったいないような気もしていたんですが、それらは自分のスケジューリングのための資料であって母艦ではありません。チェックして自分なりに練り直して、最終的に必要なことが自分の手帳に集約されればそれでOK。
 そう考えると、手帳としてWEEKSを使う意味がわかってきたような気がします。ダイアリーとして使うオリジナルの存在も否定しがたいんだけれど、全く別レイヤーで考えないとダメかなぁとも思います。スケジューラ、ダイアリー、ノート、それぞれ分けているのは確かなんですが、ときどき無意識に?ごちゃ混ぜになったりしてる。
 基本はこの1冊になっているんです。機能の棲み分けをもっと明確に・意識すべきなんだなと感じました。何度となく考えてきていることなんですけどね‥‥。