入院の季節

110121

 そりゃぁ終わりだな、手術だ手術、とにかく早く病院!
 なんて冗談半分で通院を促した昨日。仕事の都合を付けて午後からいつもの町医者に診てもらったところ、案の定やっぱりその疑いアリで総合病院を紹介された息子。
 大事な会議だったんだけど、前半部分の説明などを一通りやって、話題が出たついでに後半の提案まで仮にさせていただいて、あとはもう皆さんにお願いして病院へ連れて行くことになった次第です。
 強い痛みではないもんだから、二人であれこれ笑いながらのんきに総合病院を目指すヘンな親子。時刻はもう夕方5時を過ぎてしまい、一人でボーッとしてる待合室のテレビは、淋しく大相撲中継を続けている。総合病院と大相撲中継と‥‥そういえば11年前もこんな感じだったかもなぁ‥‥なんて思うのでした。

 結局昨日はそのまま入院し、明けて本日どうするかという話になったわけですが、簡単に言えば「どっちつかず」なんだけど、大事に至っていないというのは安心っちゃ安心なんであります。
 ただ当の本人は昨日のお昼から何も食べておらず、今後も数日絶食状態とのことで、症状が悪化していないだけにすげフラストレーションが溜まる一方と、まぁそれはやむを得ないんだなぁ。入院ってそんなもんだから。
 さっきまで元気だったのに、入院と決まった瞬間から車椅子が用意されすっかり病人扱いとなり、いや病人だから入院するんですけどね、そして代わる代わるの点滴攻め‥‥。わぁ点滴ってこうやるんだぁ‥‥なんて初点滴は感激すら覚えたりするものですが、その1本が終わらないうちにウンザリしちゃって、点滴と天井との間くらいを焦点も合わせるわけでなくボーッと眺めるもんですよね、入院って‥‥。
 とりあえず1週間くらいのんびりできる時間を神様が与えてくださったのだと思いたまえ‥‥とオレは思うんですけどね。それはこの歳だからこそ思えることなんだろなぁ。

 自分が入院した11年前も正にこの時期でした。とりあえず診てもらおうと行ってみたところが即入院‥‥というのも似たようなもの。よく診てもらいなさいと紹介をいただいたのもあの先生だったなぁ。病気の中身はまったく違うから今回は心配ないけれど‥‥。
 入院して、病室で一人ポツンと寝転がり天井を見上げていると、近くの談話室から大相撲中継の様子が聞こえてきたんだよなぁ。確か千秋楽だったんだ。それがよみがえってきた感じ。だからどうしてもこの季節=入院みたいなイメージになっちゃった。まぁそれはどうでもいいんだけど、ただ入院がとてもつらいイメージにならないよう、今回はサクッと終わってほしいもんだと思うのであります。

“入院の季節” への2件の返信

  1. 息子さん、オオゴトではない(のかな。文脈から)ようでちょっとよかったです。
    でも家族が入院すると、どんなに小さいことだろうが心配ですね。
    サックリさっさと退院できることを(そしてその病院の食事がおいしいことを)祈ります。
    お大事になさってください。

  2. いつもありがとうございます。
    (そしてその病院の食事がおいしいことを)
    ここすごく大事ですね。2回言ってほしいくらい。
    昨日おかゆを食べられるようになりましたが、ぜんぜんおいしくなかったそうです。
    病院のおかゆ、ぜんぜん味がないんだよねぇ。その代わり量がある‥‥。自分もすっかり辟易した記憶があります。
    それだけに、普通のごはんが出たときはうまいんだよねぇ。一気に食欲がわいちゃったりして。今日は普通のごはんになってやっぱりそう思ったそうです。

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