話すということ

101128

 毎日6時前には起きる習慣になっているんですが、でも改めて外に出てみると6時ってまだまだ暗いんですねぇ。明けの明星がひときわ輝いて見えます。
 地区の集会所は、町の予算ばかりでなく各戸数万円を拠出し合って建設したもの。地域の規模相応の立派なものです。地域に必要な集会所、基本的には町が全面的に経費負担すべきとは思いますが、地域としての利用勝手なども含めて考えると多少の住民負担もやむ無しだったんでしょうね。
 そんなわけだから住民みんなで維持していかなくちゃならないんだけど、毎月の清掃は3つの区で順番に担当します。各区での担当も当番制で、この区では各隣組の組長さんが行います。つまり、3カ月に1回組長さんは集会所清掃をするということになっているわけです。
 ってことで、本日6時から集会所清掃でした。さほど寒くなくて良かったです。

 他の組の組長さんなんてこういうときくらいしかお会いしません。自分はけっこう地域の行事などにも出ている方だと思っていますが、他の方々は組長だから出てきますけど‥‥という感じですから、会話もはずみません。旦那さんが出てくるのは稀で奥さんの方が多いし。だから黙々と掃除をするだけで、あっという間に終わるのです。それって何だか味気ないような気もしたり‥‥。
 たいへんだから早く終わって早く帰る。それで疲れないかと言うと必ずしもそうではないような気がするんだなぁ。たいへんだから多少のんびりしながらもワイワイ楽しくやって帰ってきた方が逆に疲れないような気がするんだけど‥‥。
 ま、次は2月ということになりますが、雪がないことを祈るばかり‥‥。

 さて、昨日は定期通院日でした。仕事を定時に切り上げて直行。夕方5時半、待合室には10人くらいですがけっこう混んでる感じ。でもそれだけじゃなくて、予約して外出中の人が15人くらいいるんだとか。やだなぁ‥‥。
 25人が診察に5分くらいずつかかるとして2時間以上‥‥えぇ〜っ7時半過ぎんのぉ? と思っていたら、意外にも1時間ほどで診察終了。予約して外出してるって人、結局ほとんど戻ってこなかったんだけど、いったいどこで何してるんだろ。病気じゃないんだろうか‥‥。

 看護士さんとの会話。
「ひろまるさん、そういう服だとイメージぜんぜん違いますね。」
 仕事だったのでネクタイしてました。
「それって、オンとオフの差が大きいってことですかね。」
 そういえば普段は可能な限り重量を減らすためTシャツに半ズボン、ビーサンだもんなぁ。体重測定あるから‥‥。
「っていうか、歳の割には若く見えるというか‥‥」
「歳の割にって、喜んだ方がいいんでしょうか、それとも‥‥」
 それはともかくそういう会話の中で癒やされるってあるから、看護士さんの役目って大きいなぁといつも思っています。それだけで治っちゃう人も中にはいるんじゃないですかね。さっきの掃除の話ですが、黙々やるよりあれこれしゃべりながらやった方が癒やされるような気がするわけです。

 担当医との会話。
「ひろまるさん、この前の検査の結果説明しますね。」
「はぃ‥‥(あれ?検査はこの前の前で、前回説明受けたけど‥‥)」
「基本的にはOK。この数値はこの薬を飲んでるから仕方ないんだよね。それから‥‥」
「‥‥はい、ありがとうございました。」
「しかし1カ月って早いよね。ひろまるさんと会うとあぁ1カ月なんだって思うの。」
「自分もそう思いますよ。もう1カ月かって。」
「そしてまた同じ話をしてるなぁって思うんだけど、何だかホッとするんだよねぇ。」
 いろんな病気、いろんな症状の患者さんが日々やってきて、ただひたすら診断し続けているんだと思うんですね。でも、自分の場合は薬だけで、それは数値として如実に現れるし、バカまじめに薬は欠かさず通院も欠かさないから、診断というより診察だけでホッとできるのかもなぁと思ったんです。会話の中身なんてぜんぜん重くないし、少なからずゆとりができるんじゃないかな‥‥って。
 それもまた会話の癒し効果なんでしょうかね。何でもないよって言われる自分もまたホッとするし、ホッとしたくて通院してるような気もするんだなぁ。

 ホントは冗談も交えてあれこれしゃべりながら考えた方が、きっとおもしろい計画ができるんだろうなとは思いつつ、一人で悶々と考えていることがあります。それぞれの都合なんかもあってなかなか集まれないから仕方ないんだけど、今日・明日と、黙して語らずな日を送ります。まとまらなかったらごめんね‥‥。