ほぼ日手帳 WEEKS、試シテミル

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 自分の場合、スケジュールは月間カレンダーで一覧というのが基本スタイルです。ですから月間カレンダーが命であります。1個1個の予定は、週間表示で見たり1日表示で見たり、さらには検索までできればありがたい。それは電子データのお得意分野。入力したひとつひとつが月間でも週間でもカレンダーの中にひゅひゅっと収まってくれるのはある意味理想だったりします。そうした柔軟な対応が可能ということで、iCal、MobileMeカレンダー、iPadやiPhoneカレンダーなどを使ってみる。んで、iPad、iPhoneなどの携帯端末があれば手書きの手帳なんかいらないもん!と、そのときは思うんですよ。
 ところが、ひゅひゅっと収めるための手続きというのが厄介で、iPhoneであればソフトキーボードをチマチマ押してやっとこさ入力し、さぁカテゴリはどうしますか、時間帯はどうしますか、場所はどこですか、会議ですかToDoですか、そういうのを指定されたフィールドに入力していかないと、ひゅひゅっとは収まってくれない。適当に済ませると適当にしかならないから、いざ検索すると思ったような結果にはならないわけです‥‥。
 これが不便極まりなくて、結局手書きに戻るんです。人生そういう繰り返しでした。

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 それでも電子データでの管理を否定したりはしませんが、現在はもう手書きだなと思ってほぼ日手帳を使っているのです。
 でまぁその月間カレンダーですが、前月半ばまではほぼ日手帳に手書きしていきます。このまま使っていってもいいのですが、その頃になると事務研の方々がエクセルで作った翌月のカレンダーを提供してくれるものだから、それをベースに差分を追加するなどして次のようなカレンダーに仕上げて月末にプリントして、これをほぼ日手帳に挟んで使うということをしています。

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 ただし、プリントアウトした以降はまた手書きで加えていくんですが、チェックしたり付せんを貼ったり、まぁ歴戦の跡が垣間見られるようだし、自分で自分を褒めたくもなります。
 とは言え、ホント非効率的ではありますね。二度手間になってるもん、作り替える必要ないんじゃね?と改めて思いました。でも何だか便利なんだよね、このA4判1枚が。分厚い手帳を持ってページをひっくり返すようなことをしなくても、これ1枚といろんな書類などと突き合わせたりするのもたいへん容易。でもやっぱり非効率的な点はねぇ‥‥。

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 で、事業仕分けじゃありませんが、効率が良くないならとりあえず一旦ゼロベースにしてみよう、月間カレンダーは使わないでみようと画策しております。すでにできていた11月のカレンダーを、WEEKSおためし手帳の週間予定に書き込んでみました。
 すると自然にToDo的なことを右側の方眼メモに書いていました。会議とか外出とかの予定については、始まりと終わりそれぞれの点を線で結んで内容を書く、という方法。

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 予定に関しては、いろんな理由があって自分以外の予定も書いておくことにしています。自分の予定は赤、それ以外は黒というルールはそのままですが、欄の上の方には自分の予定、下はそれ以外ということにするとなおわかりやすくなると思っています。
 自分の予定は重複しないのが基本なので1行分あれば間に合います。そういう意味では上4分の1から3分の1くらいのところに細い横線があると助かるなぁ。
 時間目盛りが狭いので時間帯として引いた線より内容がずっとはみ出してしまいます。もともと広くはないスペースなので、より一層小さな字を心がけなければならないので、アラ5じいさんにはけっこうつらいっす‥‥。
 円柱を横から見た時みたいに、朝方と夜は狭く・日中は広く、遠近法的な目盛りにしてもらったらずいぶん改善されるような気がします。
 いずれにしても、自分の場合予定表の両サイドはスカスカですね。早朝の予定とかアフターファイブの予定とかほとんどありませんから。かと言ってなくなってしまうのも困るので、やっぱ両サイドは目盛りを狭く‥‥。

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 さて、方眼メモの方ですが、ここにはこれからいろいろ書き込んでいくことになりますが、ToDoとごっちゃになっては困るなぁと思っています。適当に書き込んでいたのですが、ちょうどこの6〜7マス目の実線のところまでにToDoは収まることがわかりました。もちろんこれからも書き込まれていくので、自分はここをToDoスペースにすればいいなと思っています。
 すると、結果的に左側にスケジュール、右側中央寄りにToDo、右側にメモ、というふうに分かれて、それぞれを追って行きやすくなるように思います。これは「虫の目」ですな。月間カレンダーでは予定もToDoも入り乱れていましたから(自分なりに分けてはいるんですけど)、何だかとても新鮮に感じたりします。
 週ごとに、前後のページもチラ見しながら3週分くらいで考えていくってなるほどだなぁと、今さらながら納得しています。これは「鳥の目」。自分の場合、月間で見ると先々が見えすぎてしまって当面の部分に集中できないっぽいところがあることに気付かされた次第でもあります。
 もちろん「魚の目」のように月間で大きな流れを見ることは大切なんですが、月間カレンダーは前月・翌月への切り替えポイントが難しいんですよね。31日まで見ていたカレンダーが、月の替わった翌日突然新しいカレンダーに替わるわけですから。あ、むしろ週予定が「魚の目」で、月間カレンダーが「鳥の目」か‥‥。
 いずれにしても、適当に書きながらも自分なりのルールで自然にカテゴライズされていくって、手書きのすごいところですよね。立っていようが寝ていようがそれなりに「入力」できるし、大雑把ながらそれなりの検索は可能だし‥‥。書き込むことによって何らかの記憶がすり込まれて、それが検索におもしろい効果を発揮するんだよなぁ。

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 蛇足になりますが、実はちょっと前に小さなバッグを買ったんです。出かけるときに小物類をちょっと入れて肩にかけてみたいに使おうと思って。文庫本が入るのでオリジナルサイズのほぼ日手帳もピッタリ入ります。が、WEEKSはファスナーのところギリギリ。お試しの薄いものだから何とか収まってるように見えますが、実際の厚み、カバーの微妙な余白部分、手帳以外に入れるもの、それらによって閉まらないのではと心配になっています。
 バッグそのものが小さすぎたってのもあるんですが、ん〜これはちょっとなぁ‥‥。