つないでいくということ

100630

 数日前、開通したばかりのバイパスを通ってみました。時間帯などにもよるんでしょうが、思ったほど車は走ってなくて、まだ開通してなかったのでは?と少し心配しました。この先ずっと行くとT字路だった交差点が十字路になっていて直進できてホッとしました。
 車があまり通らない理由は、実際には時間帯じゃなくて、ここを通る理由がほとんどないこと。つまり時間短縮にならない、この道路沿いに目的地はほとんどない、バイパス終点?から他へのアクセスが良くなるわけではない、まぁそんなところでしょうか。今回共用されたのはわずか1kmくらいだけの区間でありまして‥‥。
 もちろんそんな意味のないバイパスを作ったわけではなくて、いずれ高速ICや郡山市内へとつながっていく道路で、その未開通部分があと数kmになってきた、あともうちょっと‥‥という状況なんです。

 A地点からD地点へ。そこをつなぐ道路が一瞬でできるはずはありません。AからBへ。CからDへ。まずは狭い範囲の短い道路があって、同じように短いんだけどBとCとがつながること・つなぐことによって、AからDへの長い道路になるわけですよね。
 それに伴い、Cを知らなかったAは、Bを経由しないAからCへの効率的なルートを知ることになります。こうした方法で道路はやがて網の目のような発達を遂げるんですよね。

 例えば仕事なんかも、結局は小さなひとつを疎かにはできませんよね。細かいつながりを作っていかないと網の目のようにはいかないものです。明日ふたつやろうと思っても、ひとつがたいへんなんだからそんな簡単にできるもんじゃない。
 さらに、一見ムダに見える区間も、まずはそこをつなぐことで次のステップが可能になることが少なくありません。目標があって取り組んでいく上では、どれも大切なことなんだなぁと、ぼんやりとではありますがここしばらくの間を振り返って感じたりします。
 いよいよ7月です。仕事があっちこっちと飛んじゃって来たような気はするけれど、バラバラなそれらの間をつないでいくことを心がければ、案外トントンとまとまっていくのかも知れません。半年が経過した今が折り返し地点だとすれば、まだまだ挽回は可能かな‥‥。無理せず、でも小さな一個一個は怠らずにやっておきたいもんです。