ホワイトバランス

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 1週間前はまったく見当たらなかったのですが、今日はすっかり育ってしまっていたタケノコ‥‥。どこのどなたの山かわからないので見過ごすだけのこと‥‥。1本2本じゃありません。パッと見渡しただけでその一面に大小10本以上は確実。竹林の中は相当な数でしょう。
 採ってっていいんなら数本いただいていくんですけどね。タケノコ好きだなぁ。どっちかと言えば下の方のガリガリのところが好き。食感かなぁ。もちろんやわらかく煮たヤツですよ。

 さて、突然ですがここからは急にカメラの勉強です。

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 実は最初に撮ったのはこちらの方。やや青みがかった色がその場のイメージと違ったので、ホワイトバランスを調整して撮り直したのが最初の写真。確かオートだったのを太陽マークにしたような。
 実際の色はこの2つのちょうど真ん中ぐらいかも知れません。下の写真は少し気温が低いような気がしませんか? 今日は曇っていましたが、歩くと少し汗ばむくらい。この時もアップダウンの後でしたから、なおさら温かい色のイメージが強かったのでしょう。撮り直して「そうそうこんな感じ」と思ったわけです。

 コンパクトデジカメでも、オートモードならホワイトバランスまでカメラにお任せできますが、屋内とか森や林の中などはけっこう現実の色と違ってしまうことが少なくありません。また、もっと気持ちを込めたい、そういう画づくりもホワイトバランスで手軽に楽しめるんであります。
 ぜひホワイトバランスを変更して撮ってみることをおすすめします。これだけで腕前がグンと上がったような気になります。

 さてもうひとつは構図ですね。最初は(下の写真)手前のタケノコに焦点を合わせて、すっかり伸びてしまった奥のタケノコを対角線的に入れたわけです。でも、ちょうど細い篠竹がカンペキに真ん中に入ってしまって、しかも真ん中のタケノコとかぶってしまったという失敗写真でした。すごい体勢で撮っているので、苦しくて小さなファインダーでは確認しきれないんですよね‥‥。
 それで上の写真になるわけですが、ほんの数センチ移動してみると、今度は篠竹も奥の青竹も入って少しは竹林らしくなったし、手前のタケノコと奥のタケノコとを対比しやすくもなりました。何かストーリー的なものを感じたりもしますよね、ね、ね。それでも篠竹はじゃまなんですが‥‥。

 カメラは自分の視界のごく一部分だけを切り取るものですが、ん〜ピントが合わない、ピントが合わないと、その場でその角度でその距離で固まってしまうと、それ以上の発想が無くなりかねません。
 むしろその真正面は避けて、立ったりしゃがんだり背伸びをしたり、一歩前へ一歩後ろへ一歩右へ一歩左へ、これだけで相当な数のアングルを試すことができます。ピント合わせも大切ですが、そうやっていろんな角度から撮る、とにかく数を撮ることで、自分なりの何かが見えてくるかも知れません。
 ぜひお試しあれ、papaさん‥‥。

“ホワイトバランス” への2件の返信

  1. ふむ、ふむ・・ご指導を頂いた上にこの様に例まで見せて頂きありがとうございます。構図を今勉強中ですがホワイトバランスを知りまたカメラの楽しさが分かりました。枚数を重ね経験も重ねhiromaruさんに少しでも近づけたらと思っています。先日の休みにヨドバシへ行く用事があったので、当然カメラコーナーも見てきました。コンデジで経験を積んでで早めにスッテプアップしたいです。

  2. 一眼レフカメラに移行しようと思っても、フィルムカメラの頃に失敗ばかりしてた記憶がものすごく高いハードルになっていました。自分の場合。
    いわゆるデジカメやコンデジよりも一眼デジカメの方が簡単ですよと、いろんな方にアドバイスされても、専門用語とかカメラのいろんなボタンとか聞いたり見たりすれば、ボク絶対信じないもんねと頑なに拒んでいたところさえあります。
    が、失敗しても撮り直せる時代です。撮り直してうまくいったイメージをどんどん吸収していくべきですし、それは一眼で身につけていった方がはるかに楽しいし簡単だということがようやくわかりました。
    なぜ簡単かというと、コンデジにはそれらの機能がなかったり、あっても自動だったりするから、自分でこうしたいと思っても容易じゃないんですね。一眼はそれができるんだけど、操作したことがないからわからないし、いつ使えばいいのかわからないから使わないので結局わからない。でも数をこなしているうちに、なるほどそうかと理解するんですよ。意外に早く。するとあれこれ設定をいじってみるようになって、こうしてみようという自分なりのテストをどんどん繰り返せるんですね。それで結果的に「こんなに簡単だったのか」と感じる、んじゃないかなぁ。
    確かにもうひとつのハードルがあって、これは財布との相談でしかないんですが、それこそあまり上のものは望まずにまずはモデルチェンジ前の機種を狙えばいいのかなと思います。それで経験を積むことは、コンデジでのそれとはぜんぜん違います。いずれ上の機種を買っても技術はそのままだもの。
    また、レンズ資産を無駄にしないよう、カメラメーカーをよく考えて選択するのがポイントですかね。レンズを増やしていくのも楽しみだったりします。

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