あしあと

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 1週間ぶりのウォーキング。これくらいの雪ならいいんですがねぇ‥‥。うっすらと積もった雪がまぶしい日でした。やっぱり太陽ありがたいねぇ。日本海側の雪は峠を越したのでしょうか。
 雪が積もると誰よりも先に足跡を付けたくなったりします。小さい頃、長靴を履いてすり足で庭全体をくまなく歩き、迷路のようなものを作って遊びましたっけ。何がおもしろかったんだろうとは思いますが、真っ白なノートを見ると無性に何か書きたくなるのと同じなのかも知れません。笑
 人生のノートは正に自分の足跡を残すことですよね。細かく細かくていねいに歩いたページもあれば、わずか数歩で駆け抜けたページもあったり‥‥。普段は足代わりに車を使うことが多いですが、人生のノートがタイヤ痕だけだったら何か淋しいような気がします。時間はかかっても歩幅はどうでも自分の足跡をしっかり残したいものです。

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 青空がとてもきれいでした。冬は葉っぱがないから、枝ぶりというか木の形がよくわかっておもしろいです。
 長いこと同じ仕事を続けていると、いろんなしがらみから逃れられなくなります。何がそうさせるか‥‥。必死になって積み上げてきた知識や知恵や経験なんじゃないかなぁと思うようになりました。最も頼りにしている、それこそが自分のアイデンティティであるみたいなもんなんですけどね。でもそれがあるために、枯らすことなくうっそうと蓄えるばかりで、何か本来の姿を自分自身が見失っているんじゃないかなぁ。
 1年サイクルできっちり芽吹き、花を咲かせ、しっかり実を結び、一旦クリアするかのようでも確実に蓄え太く大きくなっていく、木ってすげぇなぁ。根こそぎ失ったら終わりだけど、知識や経験を頼りに、でも知識や経験に縛られないで大きくなりたいもんです。