ど・れ・に・し・よ・う・か・な‥‥(T_T)

　FileMaker Proが 9から10になったのはちょうど１年前。ユーザインターフェイスが一新され、Macで言えばいかにもOS Xっぽい感じになっていて、そこだけ取り上げれば違和感なく使えそうではある‥‥のかもしれない。
　ただ、シンプルになるのは歓迎なんだけど、実際には必要なスクリプトなどはできるだけボタンに登録するなどしてメインの部分に配置して利用させ、ツールバー的な部分はあまり使わないようにした方が、設計する側の意図した使い方になるんじゃないかと思っている。だからあまり関係ないような気もするんだな。使ってないからわかんないけど。

　それはあくまでも「見た目」の話であって、もっとたいへんなのはバージョンアップのたびに追加される数々の新機能の方なのだ。FMP7が登場したのは2004年で、2005年には8、2006年に8.5、2007年に9という具合に毎年バージョンが上がり、そのたびに大幅な機能強化・追加が図られてきた。
　それ自体はとてもありがたいことなんだけど、新機能を使えば下位バージョンでは効果が発揮されない。場合によっては動作の不具合さえ出てくることもある。こうなってくると、最下位の7に合わせて設計せざるを得ないのだけれど、7でなければならない特別な理由が見当たらないために、ファイル形式の違う6までのバージョンのまま無理せず使って現在に至っている‥‥というのが現実なのだ。

　そうは言っても、これから使ってみようという人は基本的にFMP10しか選択肢がないというのも現実で、6以前のファイル形式のままでは利用できない。単純なファイル形式変更だけでは済まない部分が少なくなく、いずれ大きな変更があればその時にでも‥‥とファイルコンバートの作業を先送りしてきてしまった。
　書類の様式が大きく変わることになった。だからデータベースシステムの見直しは急務なのだ‥‥。それひとつじゃなくて別のデータベースも、あれも、これも‥‥ちょっとウンザリしちゃっている。
　ウンザリしつつも改めてFileMaker Proのバージョン履歴を見直している。どのバージョンに合わせるのがいいか‥‥エクセルとの親和性が高くなった8かなぁという気はする。しかし最新のエクセル対応とかユーザインターフェイスなどを考えるなら10にするしかない。もっとも、それだってWindows7以前なのだから、今後11以降の登場を待つしかなくなるわけで‥‥。

　ん〜、ど・れ・に・し・よ・う・か・な‥‥状態なんだけど、いよいよ6以前のFMPには対応できなくなるだろう。7も多分ダメ‥‥。ちょっと悲しいような気はするが、逆に8にさえ対応させておけばこれほど大がかりな設計変更に悩むことなくいずれ上位互換ファイルにしていくことは可能なんだよなぁ‥‥なんてぼんやり考えた。
　まぁそんなところかなぁ。とりあえず8で始めることか‥‥。