四十惑ってばかりだったな

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 かっこいい木ってありますよね。例えば美瑛のケンとメリーの木とか、セブンスターの木とか、日立のこの木なんの木とか。
 大自然の中にぽつんと立つ一本木じゃなくても、自分の生活圏内にちょっと絵になるような木ってありませんか? いつもはどうってことなくても、イヴの日、夕陽の逆光に映えるシルエットがいい雰囲気を出してくれる瞬間があったりするものです。
 そんな瞬間なんて実は誰も気付いてはくれなくて、別にどうってことなく見過ごしてしまうような木でも、こうして撮ってみるとそれはそれでいいもんだなぁって思います。有名な木のようなオーラまでは感じなくてもね。

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 ときどき登場するこの「だいす木」。昨日も撮りましたよ。木にもたれかかって真上を見上げると、あぁ‥‥ってため息がこぼれます。力強さに圧倒されるのかも知れません。無限に広がる枝の精細さに感心するのかも知れません。残念ながら自分はそんな力強さも精細さも身に付いていません。
 四十代最後の誕生日を迎えました。恥ずかしながら未だ惑いっ放しです。もともと人の上に立とうなんて気はなくて、だから一本そびえるかっこいい木が気に入るというわけでもない。自分は自分であって、見方によってはいいんじゃね?って思われるくらいならもう十分です。
 ただ、自分は自分だからと漫然と過ごす・生きるんじゃなくて、自分らしさは出していきたいもんです。五十代でそれを与えられた使命だと悟れるかどうか、この時世ですからたいへんな10年になるんだろうなぁ。
 人生の大きな節目がほぼ10年ごとに巡ってきています。あれから40年が、あれから30年が、あれから10年が経ちます。いよいよそんな年回り、かっこつけるつもりはないけれど、それも有りなのかと受け入れながらやっていくことなんだべなぁ‥‥。

“四十惑ってばかりだったな” への4件の返信

  1. 先ずは。お誕生日おめでとうゴザイマス!
    四十にして惑わず。とは申せ、不惑の四十。とはナカナカ参りませぬ訳でして、始終惑いフワフワな苦悩に惑いっぱなし・・な40代でっす

  2. お誕生日*:..。o○☆*゚Congratulations!!・*:..。o○☆*゚
    当方も年を重ね、もう年いらね、なんですが、ま、無事に誕生日を迎えられたことに感謝するのみです。
    「不惑」の四十路を過ぎてなお惑いっぱなし・・・しょうもない私ですが、人でいえば米寿のコウと少し若いランに癒されながら余生を過ごしております。(笑)

  3. だっぱいさんご無沙汰です。
     ありがとうございます。惑わず進んでいくことができるのは、やっぱ孔子だけでしょうかね。自分はまだまだ子牛程度なのかもだなぁ‥‥。でもまぁそうした紆余曲折な人生こそおもしろいんだべなぁ。それでいいのだ。

  4. こうらんさんすっかりご無沙汰です。
     ありがとうございます。コウもランも元気でそうですね。
     歳はもういらんわ‥‥と思うようになってきたなぁ自分も。でも何かにつけてじじくさい考えでいることにハッとしたりもするんです。その一つひとつが歳の現れなんだと思うと、歳はもらってるんじゃなくて、自分で取っているのかも知れんなぁ。歳を取りたくなかったら、すすんで若くいなくちゃダメなのか‥‥。

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