小雪

　あっという間に半月が過ぎてしまいました。立冬から小雪へ、季節は駆け足で変わっていきます。今月初め・突然の雪には驚きましたが、とりあえずそれ以降は雪の気配などはなく、もちろん凍るほどの寒さにもなっていません。
　冬野菜がおいしい季節ですが、こうしたみずみずしい水滴も、そろそろ真っ白な霜へと変わっていくのか‥‥なんて思いながら撮るわけです。そう言えば手先がちょっと冷たいなぁって思った。いよいよ長い冬がやってくるんだなぁ。

　葉っぱはどんどん落ちています。だいす木もいよいよその骨格だけになってきました。相変わらず躍動的なものを自分は感じるんですが、この木に限らず厳しい冬に耐えるための養分をしっかり蓄えたんでしょうね。
　自分はどうか‥‥なんてまた考えるんですが、こうした季節ごとのメリハリのようなものはほとんどなく、気がつけばほとんど変わってないような気にもなったり。もちろん自分なりに取り組んでいることはあるんだけれど、自分の意欲だけでは如何ともし難いこともあったりして‥‥なんて弁解して自己嫌悪‥‥。
　うっそうとしていた林の中ですが、枝だけになって日中は陽が差し込み、かなり明るくなっています。これからしばらくの間は鮮やかな色こそ楽しめませんが、モノクロっぽいこうしたシルエットがおもしろくなります。

　真っ赤な葉もそろそろ見納めでしょう。背景をどっちにしようか迷って両方撮ってみたんですが、被写体がほとんどずれないで撮れていました。別にこだわったわけではなくてたまたまなんですけどね。手前のボケた葉っぱでも角度の違いがわかります。
　しかしほんの少し角度を変えただけで、同じ葉っぱもずいぶん違った雰囲気の写真になるもんです。皆さん、その後写真撮ってますかぁ？

　愛宕神社のモミジもずいぶんさっぱりしてしまいました。これはまた別の場所のモミジですが、真っ赤に色付いた葉っぱとまだまだ緑が濃い葉っぱとが、とても対照的でした。
　寒そうだなと思ってジャンパーを羽織って出かけましたが、けっこう汗をかいてしまいます。でもジャンパーがないと寒いんですよね。もっとも、真冬でもダウンさえ着ていれば歩いているうちに暑くなるんですから、当然っちゃ当然か。
　ま、ウォーキングも冬は冬で楽しいもんです。皆さん、その後歩いてますかぁ？