カワセミに遊ばれる

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 昨日の感激・感覚を忘れないうちにと思い、望遠レンズを装着して今日もカワセミ撮影に臨みました。
 昨日と同じくらいの時間帯、今日は川下から狙いました。川幅が狭くなるあたり、そろそろかなと思ったら、いきなりの遭遇です。昨日とは比べものにならないくらい良く撮れたと思います。
 残念ながら反対側からおじさんがやってくる‥‥あぁ行ってしまったぁ‥‥というわけで、2、3ショットで最初の撮影はあっという間に終了です。


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 あわててカメラを構えてシャッターを切ったんですが、これ想像以上に近いんですよ。いや遠いんですけどね、近くないからもっともっと寄りたいんですが、これ以上は無理だろうという限界‥‥と自分が思う距離。
 ピントも甘いのでぜんぜんダメなんですが、自分の持ってるレンズではこの画角が最大ですし、そこから切り取ってみても最初の写真程度‥‥。もっともっと大きいバズーカ砲みたいなレンズで狙わないとダメなんでしょうかねぇ。
 それはいずれ段階的に何とかするとしても、ピントの甘さを何とか改善したいところです。ひとつは手ぶれ。手ぶれ補正機能が効いてこれですから情けないです。三脚にセットして待ち構えてるわけにはいかないというのが昨日・今日の答えでして、でもせめて一脚くらいは必要かと思ったりもします。
 もうひとつはレンズそのもののオートフォーカスの甘さですかね。マニュアルで挑戦したいところですが、そんな余裕ないし‥‥。

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 さて、今日はすぐに遭遇したカワセミですが、その後向かい側の林の中へ入っていってしまいました。が、昨日の200mではなくて下流に+100mの300m区間がカワセミエリアだとわかったので、ここを行ったり来たりしてみました。川の方だけに注意して歩いておりますと、おおむねこの範囲でけっこう行ったり来たりしていることもわかってきました。
 これまでのように一点だけに集中するのではなく、飛んでいった方向を考えながら何度も何度も往復すると、カワセミの様子がつかめてくるんですねぇ。まるでカワセミに遊ばれているようですが、木に留まったり、石に留まったりしながら、撮されるのを待っているようでもあるんだなぁ。

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 どの写真もはっきりしないんですが、今日は背中の方から撮ることもできました。じっくり観察できたわけではないけど、ポイントがだんだんわかってきました。これまで数年間「たぶん」と思ってたことが「やっぱり」になってきました。わくわくです。
 ただ、とにかく小さくしか撮れない、でも望遠だからそれなりにブレる、それらが何とももどかしい思いです。いずれでっかくはっきり撮ったるでぇと、ついついその気になってしまうと言いますか‥‥。

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 何度か行ったり来たりしているうちに、昨日と同じ場所に留まりました。向きは反対ですが、胸の白い斑点の様子が違うような気がします。ということは少なくても2羽いるということですよね。
 また、目玉の前の白い斑点なども違うようだし、そうやって見ていくとどれも違う個体のような気がするんだなぁ。3羽いるのかも‥‥。
 なんて考えると、このカワセミたちがこの川で生きていけるようにしなくちゃなぁってなおさら思います。この写真、背景は台風で増水したあとの草むらです。細かいゴミが絡み付いちゃってるんですよね‥‥。かなり残念なこと‥‥。
 それはともかく、ついにカワセミをカワセミらしく撮ることができて、充実した3連休だったと思います。年度も後半に入りました。また頑張っていかなくちゃなぁ。