春の歌

060403

 転出なさった方から何か届いていた。彼女のことだから、きっといろんな人にいちいち書いたんだろうと思う。ごく短い御礼のあいさつだったけれど、ご丁寧な挨拶状なんかとは比べようのないほど胸にじぃ〜んときた。
 地元じゃない人だからいずれ異動するんだろうとはちょっと思っていたけれど、でも実際は地元以上に地元の人のような感じで接していて、いつの間にか自分の中ではそこに当たり前のようにいる人としてあれこれやってきたのだった。お世話になったのはこっちなんだし。もちろんその人ばかりじゃなくて、内外を問わずいろんな方々とお付き合いをさせていただけるという点では、この仕事も捨てたもんじゃないなと思ったりする。いや、捨てようもないし逆に捨てられても困るんだけど‥‥。
 先日いただいたメールで号泣してしまっただなんて、そんなことを言われるとおじさんこそウルウルしてしまってどうしようもない。花粉症にかこつけて目を真っ赤にしていられるこの時期はなるほどありがたいんだけど、今年は症状が出てなくて、急に花粉症だとも言えず、あぁ疲れたなどとわざと目をこすったりしているのだった。
 去年の今頃、自分は息子の進学とかで必死で、往復の高速はもっぱらスピッツのアルバム・スーベニアを聴きまくっていた。中でも「春の歌」は以来どうしたって門出の歌になってしまって、空がつながっている限りみんな応援してんだぞと、とにかく頑張れと、そんな思いでつい鼻歌になってしまうのである。聴いてた割には歌詞を覚えられないおやじ、今日も涙腺がめちゃ緩んでいる‥‥。

“春の歌” への2件の返信

  1.  ご無沙汰してます。いつも読み逃げの私ですが、今日の記事にこちらまでうるっときてしまいましたので、足跡残します。
     U中のgreen(tree×2)先生がS中へと移られたので、ひろまる先生も異動かな?との予想に反し、残留だったのですね。小学校も慣れると案外居心地いいとか?私は再び転職し、県北の菊薫る市の工業高校で司書の仕事をし始めました。
     お体ご自愛されて忙しい季節乗り切って下さいね~。

  2. 読んでくださっている、それだけで充分ありがたいことです。m(_ _)m
    木×2さんは言わば地元になったわけですが、この先あと何年?とか考えると、自分もなにがしかの恩返しができたらいいなぁと思ってしまうわけです。だけど世の中そう簡単にはいかないんですねぇ‥‥。
    高校の司書ですか。規模的にもやりがいがあるような気がしますがいかがでしょう。通勤お気をつけて。(^_^)

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