手をつなぎ一歩一歩

手をつなぎ一歩一歩

 私事ですが、昨年11月下旬に受診した人間ドックの検査結果で2項目が経過観察事項となり、令和4年度に特定保健指導を受けることになりました。

 ちょっと前に遠隔面談を受けました。どんな生活をしていてそうなったのか。これからどのように生活を改善していくのか。数値目標はどうするかなどを設定しました。
 実は、専門スタッフからの指導を受ける前から改善に取り組んでいたので、74㎏あった体重が3カ月で6㎏落とすことができました。ベルトも1目盛りから2目盛り引き締められそうです。
 特に公立学校共済組合が実施している「みんなの健康応援事業」も追い風のひとつで、記録として目に見えるものとして利用でき、見返りに商品などももらえることが自分の支えにもなっています。

 前置きが長過ぎました。
 令和元年度に第36回福島県公立小中学校事務研究大会において「夢をかたちにステップアップ総合プラン」について、過去も未来もつなぐ活動推進計画の展開として発表を行いました。その後(以前からも)、田村の活動は注目され、「研修・研究ガイドライン」を参考に他の支部でもやってみたいとのお話しを頂き、講師として本会会員が招聘されるなどしています。
 年々退職者が増え、新採用者がその分増え、数人の主査の方を除き、主事の方がほとんどという支部もあるそうです。幸い田村支部は会員の異動がほとんどなく、次の世代へつないでいくことも先輩方が作り上げたものを踏襲しながら、さらに新しいものにチャレンジしていこうとする“芽”も出てきているように感じられます。
 一人一人が主体的に活動してきた成果だと思っています。

 学校現場に目を向けると、職場の人的配置では困った状況が続く職場もあり、仕事量は減らず、何とか知恵と努力と協力協働によって持ちこたえている状態にしか見えません。
 そんな状況の中で、子どもたちの教育活動を何とか良いものにするために、日夜私たちはいろんな仕事を引き受けて奮闘していると、自分自身を奮い立たせたりしています。一切の見返りもないのに。
 私の勤務する自治体では、健康管理ソフトの「リーバー」、高速カラー印刷機の導入など、前進している部分がある一方で、大切なものを失いかけているのかと反省する場面に過日遭遇しました。
 自分たち同士では良いと思えることでも、他職種から見るとそうでもなかったりすることがあったりします。自分たちだけで何とかするのではなく、職場や他職種と手を取り合って連携していくことを忘れてはいけないと改めて感じました。
 これまで先輩方が培ってきたものが、一瞬で関係性が無くなってしまったりするかもしれない危険性に注意しながら、足下から一歩一歩すすむことの大切さを痛感させられました。
 一気にすすめようとするのではなく、常に振り返りながらいろんな人と手を携えて共感し合いながらすすめていかなければと思う今日この頃です。

 暑い日が続く毎日ですが、令和4年度の地区事務研活動は、合同委員会こそオンライン会議になりましたが、このまま何事もなく夏季の研修会が1日開催できることをまずは願うばかりです。
 今年度も地に足の付いた事務研活動を少しずつすすめていきましょう。
 お世話になります。

 [会長 伊藤]

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