県事務研研修会報告・研修 I. II

県事務研研修会報告・研修 I. II

 続いて、午後の研修についてお伝えします。

〇研修I(講話)
福島県の教育課題と、それを踏まえた本県の教育施策
  〜未来を担う子どもたちの夢の実現に向けて〜
 講師 福島県教育庁義務教育課主任指導主事 阿部洋己 様

 福島県の教育課題として、生徒指導、健康教育、特別支援教育、学力向上における現状について、資料をもとにしながらご講話をいただきました。
 課題解決に向けた福島県教育委員会の具体的な施策等の説明でしたが、未来を担う子どもたちの夢の実現に向けて、教職員の組織を最大限に生かし、一人ひとりの子どもたちが確かな学力を身に付けられるように、校長、教頭等管理職と連携し、今後も事務職員として工夫、改善への取組みをお願いしたいとのお話に、少なからず背筋が伸びるような思いでした。
 今回は、指導主事の先生のお話ということで、これまで以上に教育の現場を広い視野でとらえ、事務職員の立場で子どもたちのためにできることは何だろうかと考えながら、お聴きすることができたように思います。

〇研修II(講演)
働き方改革時代における学校事務職員の役割と期待
 講師 明星大学教育学部教育学科常勤講師 神林寿幸 様

 学校における働き方改革の内容、学校教育を取り巻く環境の変化と教職員の働き方の変化等についてのご講演でした。
 学校事務職員の強みと期待できる役割として、「教員ではないこと」を積極的に学校経営に活すことや、「働き方改革」を考えるための事務職員研究の展望など、「失敗の本質に学ぶ」観点でのお話は、とても興味深いものでした。

 私自身のことですが、今年は心の余裕分、手帳にメモができていて、私の勤務時間のうち、何に一番時間が割かれているかが見えてきたように感じています。「文書事務」。
 朝は前日の受付文書の整理と処理、メールチェックとプリントアウトにかなりの時間が取られています。そして夕方、最後のメールチェックと受付事務となります。昔はこんなに文書事務で時間を取られなかったように思うのですが‥‥。
 仲澤副会長さんも、最後のお礼の言葉の時におっしゃってましたが、ぜひ調査分析をしてほしい部分だと思いました。

 個人的な思いになりますが‥‥。
 一般的に、給与をいただいている仕事の「働き方改革」が前面に出て話がすすんでいるけれど、家庭人としての「働き方改革」も合わせて考えていかなければならないと思っています。帰宅後に無償の家事労働(介護、育児、近所づきあい、などなど)が、休む暇なく待っている人がたくさんいるのですから‥‥。

 [郡司]

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