県事務研夏期研修会から

県事務研夏期研修会から

 8月22日、ビッグパレットふくしまを会場に、県学校事務研究会夏期研修会が開催されました。午後のステップアップ講座を中心に田村地区からの参加者の感想などをお伝えします。

 午前は全体研修で、県事務研「第五次長期研修計画(研修カリキュラム)」活用についての説明、引き続き、東北地区事務研宮城大会分科会プレ発表が行われました。
 午後はコース別のステップアップ講座でしたが、次のような感想が寄せられました。
 詳しい内容などは、県事務研の会報やウェブサイトなどをご覧いただければと思います。

ステップアップ講座I
 「私の事務改善」や「私の課題」を話し合おう

[感想]
 講座Iに参加してきました。副主査・主査3名の方から発表いただいたあと、12のグループに分かれて、グループ討議を行いました。
 今年4月採用の方から9年目の方まで事前アンケートをもとに討議を行い、私はBグループのアドバイザーを務めさせていただきました。
 皆さん自分の実務をしっかりとこなし、はっきりとした意見を持って研修会に参加されていて、「すごいなあ」と感心させられたのと、自分自身もっと研鑽しなければ‥‥という研修会でした。

ステップアップ講座II
 プレゼンテーション研修技法

[感想]
 夏期研修会・講座IIは、マイルストーン・コンサルティングの太田様を講師としてお迎えし、プレゼンテーション技法を学びました。
 冒頭の『人は、相手の話の80%は聞いていない』という言葉にショックを受けましたが、自分もそれほど他人の話を記憶していないかもしれない、と反省しました。
 講師の先生のユーモアを交えた話し方はたいへん興味深く、自分もこんなふうに話せたら‥‥と思いました。
 話し方だけでなく、もちろんパワーポイント等のスライドの作り方のコツなどもたいへん参考になりました。

ステップアップ講座III
 「教職員等中央研修」伝達講習と演習

[感想]
 ステップアップ講座Ⅲに参加しました。
 「教職員等中央研修~学校事務職員はこれからどう変わる?~」のタイトルのもと、「危機管理:『一体どうなっている。校長を呼べ!』」という事案をもとに、ケースメソッドの形式で研修が行われました。

 当事者(学校事務職員、担当教諭、同僚、管理職、地域住民)の立場や思いを考えて、その当事者の立場になって考えたことを付箋に書き、その付箋をもとにグループ毎に話し合い、考察し、模造紙にまとめながら議論をすすめました。
 最後のまとめでは、時間の関係で数班のみの発表になってしまいましたが、いずれの班もとてもわかりやすくまとめられていて、なにより発表者の皆さんが堂々と、はきはきお話しされていることが印象に残りました。

 今回の研修を受け、日頃からの職員間のコミュニケーションの大切さを改めて感じました。コミュニケーション大事だよなぁ‥‥と頭ではわかっていても、タイミングが合わなかったり、忙しそうだからと話しかけるのも気が引けたり、実際自分はどうかな‥‥ちゃんとできていなかったりするかもしれないな‥‥と、いろいろ考えさせられました。

 仕事をしていく上で、大切なものは何か、どんなことを当たり前に感じているかは、立場や置かれている場所により人それぞれ違うかもしれません。先生方の考え、保護者の願い、地域の方からの期待。いろいろな思いが重なり合う学校だからこそ、いろいろな立場の人の気持ちや思いに耳を傾け、学校事務職員としてできること、学校事務職員だから気付けることを大切にしながら、これからも仕事をすすめていけたら‥‥と、改めて感じることができた研修会でした。

 ひときわ暑い夏でしたが、この日もやがて入道雲、そして局地的な雨も。1日の研修内容まで流れ去っていくようです。
 本会では、さまざまな研修についての概要や感想、また研究につながるようなポイントなども、その時々にそれぞれが「ステップアップシート」に記録するよう心がけています。忘れていたあのときの研修なども、いずれ次の実践などに生かしていこうという取り組みです。

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