研修カリキュラム(2) 学校のICT化における教育環境整備のポイント

研修カリキュラム(2) 学校のICT化における教育環境整備のポイント

 2月9日に開催されたカリキュラム研修について報告します。

研修領域:財務
研修項目:教育と環境(整備)
研修目的:コロナ禍によってGIGAスクール構想が前倒しされ、すべての小中学校に1人1台端末とICT機器が導入された。教職員は概ね歓迎しているように見える一方で、教育委員会や保護者の要求から使うことが求められ、負担が増しているような状況も否めない。働き方改革の流れで導入される校務支援システムも、システムに振り回されるのではないかという懸念もある。
 私たち学校事務職員は教育環境整備の担当として、より有効に使われるような条件整備が求められる。今回は、小野中学校での活用状況を見聞きし、より有効に使われるための手立てや今後の環境整備のポイントについて考える機会とする。
研修テーマ:学校のICT化における教育環境整備のポイント
講師:小野町立小野中学校長 金子伸之 様

 講話に先立ち、新たに導入された多機能印刷機器や、授業でのICT機器の活用状況・校舎内の整備状況等を見学してからの講話となりました。気さくな語り口で和やかな雰囲気の中で、とても有意義な研修会となりました。
 講師の金子校長先生がこれまで、各自治体のICT機器の導入に関わって、拘ってきたことや行政を説得するための手立てについてお話しになり、校務支援システム導入の目的・経緯・活用やICT機器の導入時の課題、有効に活用されるための工夫と今後の環境整備のポイントなどについてお話をいただきました。

<感想から>
〇校務支援システムについて、いろいろな情報を伺うことができ、たいへん参考になりました。せっかく導入したシステムなので、是非働き方改革につながるような効果を期待したいです。
〇ICT機器の活用の仕方や実際の授業も見せていただき、とても参考になりました。校務システムが多忙化につながるのではと不安でしたが、本格稼働前にメリットや課題が明確になって安心しました。
〇校長先生自ら、教職員の働き方改革に向けてご尽力なさっているお姿を、ご講話の中から拝見することが伺え素晴らしいなと感じました。
〇小野中学校のICT教育環境の充実ぶりに感心しました。統合型校務支援システムの内容について、改めて理解することができましたが、事務職員が直接関わることが少なく、物足りなさを感じるところもありました。事務をつかさどる職員として、権限付与を含め、誰でも使えるシステムとなるよう、積極的に関わることが必要だと思います。

[坪井]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です