会津若松散策とは直接関係ないんですが、旅と言えばカメラ、そのカメラについてのお話しをちょっとしてみます。
せっかくの機会なのでカメラを持っていこうかなと思っていたんです。愛用のオリンパス・ミラーレス一眼。しかし小振りのシリーズとは言え、やっぱりじゃまくさいかなぁという気もして今回はパス。今はスマホカメラでも充分ですからね。
そのスマホカメラ、えー実は前日にわかに機種変となり、期せずしてデュアルレンズのカメラになったのであります。となると、ポートレートモードが使える。そこらへんちょっと試してみた次第です。
まずは末廣酒造さんで説明してくださった方を後ろからパシャ!っとした写真。
ほほぉ、いい感じにボケますねぇ。絞りを調節するとかはできないのでボケ具合はこのような感じですが、なかなかいいんじゃないですか。やや暗いところですが、しっかり写っています。
続いては、七日町通りの喫茶店。コーヒーと太郎焼です。
手前のコーヒー、泡のあたりにピントを合わせたつもりなんですが、太郎焼、カップ下の方とか、もうちょっとボケてもいいのかなぁと思います。が、前述のとおり絞りの調節ができないというか、そもそも擬似的にボケを演出しているので全て iPhone任せ。でもまずまずの雰囲気出してるかな。
実は最初に撮ってみたポートレート写真がこれ。鈴善さんの店舗・奥の展示コーナー天井に吊り下がっているステンドグラスの照明。これいいよねぇ。自分としては思いどおりの写真になったような気がしています。これですっかりその気になったんです。
とまぁこんな写真が撮れる最近のスマホ。
遠い近い関係なく、隅々まで全部きれいにきっちり撮れるからいいってもんじゃなくて(もちろんそれも必要)、ボケることでメインの被写体が際立ってくるような写真もいいでしょ。それは単純に画素数だけでできることではなくて、絞りが無理なら被写界深度で‥‥というのが昨今のスマホです。そんなに詳しくないのでこのへんで。
でも、ボケない写真と比べるとどうなのか‥‥というのをご紹介します。
はいこれがその写真。
上はさっきの写真そのものですが、下はたぶん通常レンズで撮ったものかな‥‥も記録されているんです。で、両方のレンズそれぞれで撮ったものをかけ合わせて作るんでしょうね、ボケのある写真。その先はたぶん Photoshopの世界。
よく見ると、手前の照明器具、下の方に下がっている飾りまでボケてしまっているのがわかります。これはあかん。上部のところもボケすぎですね。細かく言えば、ステンドグラスの輪郭にも甘さが出てしまっています。ホンモノの一眼で撮るとそこらへんはボケないはず。
ただ写真はやっぱり感性だから、いいわぁと思えばそれでいいかなと。
そもそも、自分が数日前まで使っていたスマホは、以前書いたとおりホコリだらけのレンズでしたから、クッキリ撮れるだけでもうすっごい感動です。単純にクッキリだけではなくて、色合いやコントラストなども、自分好みというか、記憶色に近い気がします。こうしてブログに上げるときなどは多少補正するんですが、その数値が低いあるいは不要とさえ感じています、今のところ。
その上にこのポートレートモード。ちょっとしたお出かけで少し味のある写真を残したい、ならこれで充分かもしれません。お手軽。
そう簡単に一眼レフ写真のようには行かないと思いますが、でもソフトウエア的にディティールをしっかり処理できるようになったら、いや、もっともっとできると思うので、いずれはこれひとつで間に合うようになるんでしょうね。
初体験のデュアルレンズ、なかなかだなぁと思った使用1日目の感想でした。