紅葉狩り 自然の恵み

 久しぶりに歩いて、久しぶりの好天で、あれこれ撮ってしまうからもうちょっと出してみます。

 いつも歩いている散策路のワンシーンです。何てことない写真なんですが、このちょっとした坂を登り上げるときそっち側に広がっている様子を見る・見えてくるその瞬間がとても好きなんですよ。
 これまでにも何度となく撮ってはいたんですけど、昨日撮ったこの写真は正にその気持ちどおりの雰囲気を出してて気に入ってしまいました。

 愛宕神社の石段から大町方面を望みます。いい色になってきました。
 酒蔵では仕込み用の酒米が間もなく蒸し上がるようで、湯気がぽうぽうと立ちのぼっていました。
 工場の方に降りてきて何となく様子を伺っていたら、ちょうど友人が現れて、これから作業するけど撮っていく?と声をかけてくれました。でも次の予定があるからなぁ‥‥残念。
 もう半月ほど前から新酒の仕込みは始まっているらしく、今月末には「初しぼりができるよ」とのこと。あぁ楽しみだわぁ。

 福聚寺の裏山(墓地)から北西方向を望みます。朝方の雲は消えすっかり晴れて青空が広がり、これは何とも贅沢な眺めだなぁとしばし休憩。
 ライトアップもいいけれど、町内の絶景紅葉ポイントを紹介するってのもいいかもなぁ。四季折々に‥‥。

 昨日の1枚目の写真。うろこ雲もずいぶん久しぶりです。このあとどんどん消えていくわけですが、こういう雲を見るとどこかホッとします。
 天候不順でタイミングを逸し、11月になったというのにまだ稲刈りができていない田んぼが少なくありません。食糧だけでなくこうした風景もまた自然の恵みですが、その時季その時季の営みが普通に繰り返され移ろっていくことがどれほど大切か、今年は歩いていて強く感じます。
 だからって自分が何かできるわけではないけれど、自然の中を歩くこと、そして感じること、それだけでもずいぶん違うかもなぁ‥‥なんて思いました。