春から夏へ

 桜の季節があっという間に過ぎ去ってしまいました。春が来たら、花が咲いたらって、新しい始まりの季節を楽しみにしていたのに‥‥。
 何かを始めるとまでは行かなくても、気持ちを新たに仕切り直そうと、そのためのきっかけをどこかに持って、それを春・始まりとしたかったのですが、気がつけばもう次の季節がそこまでやってきているんだなぁ。

 今日は歩けるだろうかと、午後から少し出かけてみました。午前中はあんなに日が差していたのにもうすっかり曇り空でガッカリ。でもまぁ無理しなければ大丈夫かなという体調の方を喜んではみたものの、雨がパラパラ、雷まで鳴ってくる‥‥。早々に引き返してきました。今日は無理するなってことか‥‥。

 まぁとにかく、あとひとつの坂道を何とか越えることができてGWを迎えたわけです。
 この年度末・年度初めは、仕事のすすめ方をちょっと変えてみたんです。だいぶ心配していた時期もあったんですが、意図的‥‥というよりは何となく流れで‥‥という感じだったかな。
 スケジュール管理とか言って、細かいタスクを近い将来に向けて組み立てたりするわけですけれど、結局のところ簡単に言えば先送りしてるだけの自分。とりあえずこの先何があるかだけはサラッと見ておく程度なんですよ。
 この春は、その一つひとつの中にわずかでも足を踏み入れて、終わらなくてもその時できる分はやってみたんです。これまで以上に、近い将来のタスクが意識の中にどっさりになって、故にやり残し感満載で、把握しきれないくらい思いっきりとっちらかしたままの日々。やばいんじゃね‥‥マジ心配したり。
 でも、いずれまたその仕事に入ってくると、するーっと仕上がっていく感覚なんだね。
 わかりやすい平面的なパズルを組み立てて悦に入って(でもちっとも進まずに)いたような、従来のスケジュールってそんな感じだったんですが、てんでばらばらだったものが、やがて‥‥4月半ばだったかなぁ、トランスフォーマーみたく、パーツが立体的にダイナミックに組み上がっていくようなイメージが浮かぶんですよ。ゴール直前で一気に完成していくような感覚がやたら気持ちいいんだねぇ。あぁ仕事ってこういうことかと、この歳になって気づくという‥‥。

 そんなわけで、自分なりの区切りとしていた4月末までに、当面のひととおりの仕事は終えることができました。
 カレンダーどおりのGWなんですが、何なら5月の1日も2日も有給休暇取ろうかなという余裕さえあったりします。ウフ。
 ま、GW明けには、あぁそれ忘れてた‥‥とまた冷や汗かきながら余裕のない日々になるのはわかりきっているんですけれど、まずはここまで辿り着いて一休み一休み一休さぁ〜んな日が訪れたことを素直に喜んでいる次第です。

 それだけに、月末の花キンがどれほど嬉しいか、待ち望んでいたか‥‥。えぇ、えぇ、がっつり飲みましたとも。前夜の食卓、明日は(これまでの自分へのご褒美に)刺身を準備してほしいと所望したのでありますが、帰りに買ってくればと、あぁなるほどねと、どうせ自分の分だけでいいのですから、そうしましたよぉ。ちょっと盛り合わせてもらいましたよぉ。波留ちゃんが宣伝してるキリンのどごしスペシャルタイムも買ってきましたよぉ。
 なのに、かあちゃんも買ってきたのだと‥‥。そうするって言ったじゃないの‥‥。
 でもいいの。休みだからがっつりやりますから。

 この日のために準備したわけではないのですが、先日末廣さんからメールが届きまして、んでついポチッた「ゆめのかおり」。これがやたらうまいんだわ‥‥。コップで飲んだらゴクゴクいってまう‥‥。
 おかげさまで刺身は平らげましたが、ゆめのかおりもほぼ全開‥‥四合瓶ですけどね。たったそれだけ何で残したの?ってくらい残ってた‥‥。はい、居間に移動して爆睡してました‥‥。
 反省はしてるけど、まずはゴールして、そしてしばしだらしない生活をする。できれば春が来たら、いやきっと桜の頃には‥‥なんて思ってたことだから、それはそれでいいのだと思ってます。

 でもゴールじゃなくて新しい始まりのはず‥‥だったんだよね。たぶん明日もだらしなく過ごすと思うけど。
 ま、そうしたら5月が始まる。5月になっちゃうのかぁ‥‥。春が終わっちゃうような気はするけど、別に春だけが始まりのときではないからね。新年度の時期と重なるイメージが強いからそう思うだけ。
 現実は、何でもその瞬間がスタート。そう思ったときに始める・始められる、そういう感覚を身につけたいものです。今でしょ!そうなんだよね。春から夏へと季節が変わっていくこのタイミング。切り替え、切り替え、です。